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IOS には動作するモードがあり、それぞれでコマンドが有効になったり無効に なったりします。
モード | 昇格コマンド | 降格コマンド | |||
---|---|---|---|---|---|
1 | 初期モード | enable | |||
↓ | ↑ | ||||
2 | 特権EXECモード | configure terminal | exit | ||
↓ | ↑ | ↑ | ↑ | ||
3 | グローバル config モード | interface (インターフェイス名) | exit | end | ↑ |
↓ | ↑ | ↑ | |||
4 | インターフェイス config モード* | exit | end |
ルータの設定は基本的にはグローバル config モードで行います。 グローバル config モードで設定を行うと、 running-config というメモリ領 域が編集されます。 そして、 exit などで特権 exec モードに戻る際に、 running-config メモリ の内容にルータの設定が変更されます。
グローバル config モードではルータにおいて一つしかないもの(ルーティン グテーブルなど)を設定します。 しかし、、インターフェイスやルーティングプロトコルなど、複数あって名前 が付いているものに対しては、それらを指定することにより、個別の設定モー ドになります。 例えば、
例えば先頭で入力すると、入力可能なすべてのコマンドを表示します。
一方、例えば、特権 EXEC モードで
特権 EXEC モードでは
config モードにおいて、設定項目を取り消すときは、消したい設定コマンド の先頭に no を付けます。
IOS では曖昧さが無い限り入力コマンドは先頭の数文字だけで有効になります。 これにより素早いキー入力が可能になりますが、ミスタイプで意図しないコマ ンドが入力されることもありますので、注意が必要です。
configure terminal interface FastEthernet0/0 ip address 172.20.1.1 255.255.255.0 no shutdown exit interface FastEthernet0/1 ip address 172.20.2.1 255.255.255.0 no shutdown exit ip route 0.0.0.0 0.0.0.0 172.20.1.254 router rip network 172.20.0.0 exit
なお、デフォルトゲートウェイを流すには2通りあり、一つは rip config モー ドで redistribute コマンドを使用して、 RIP に流す情報を指定するもの、 もう一つは ip route コマンドでデフォルトを指定する代わりに ip default-network によって指定する方法です。