実験 4

実験 4 は RIP でルーティングが行われているネットワークを前提に行います。

Windows には RIP を受信してルーティングテーブルを作る仕組みがあります。 「RIP リスナ」という仕組みです。 これを有効にして、ルータからのルーティング情報を Windows に取り込みます。

接続

実験 2 または実験 3 の最終状態の RIP によるルーティングを行っている状態にします。

手順

接続確認

対向の Windows 機に ping を打って、応答が返ってくることを確認します。

デフォルトゲートウェイの消去

  1. Windows において、ネットワーク接続の管理から、接続しているネットワーク デバイスを選択し、プロパティを表示します。
  2. インターネットプロトコルバージョン 4 のプロパティを開きます。
  3. デフォルトゲートウェイ項目を消去します。
  4. Ok を押し、プロパティの画面を消します
  5. 対向の Windows 機に ping を打って、 Host Unreachable エラーが出る ことを確認します。
  6. route -print でデフォルトゲートウェイが消えていることを 確認します。

RIP リスナの設定

  1. コントロールパネルから、「プログラムと機能」項目を選び、 「Windows の機能の有効化または無効化」を選びます。
  2. 「RIPリスナ」をチェックし、「Ok」を押します。
  3. しばらく待つと設定が終わります。
  4. route -print でいくつかの経路情報が追加されていることを 確認します。
  5. 対向の Windows 機に ping を打って、返答が来ることを確認します。

坂本直志 <sakamoto@c.dendai.ac.jp>
東京電機大学工学部情報通信工学科